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二頭のイルカは二十フィートほどあいだをおいて、あとにつづいた。ジョニーが水に顔をつけたままふりむくと、イルカたちの泳ぎが手にとるように見えた。はじめて見る彼らの動きは優雅で、弾力のある身体を上下にしならせ、尾ビレでぐいぐいと水中を進んでゆく。
ジョニーはプールのまんなかで浮かびあがり、片方の目で教授を、もう一方の目でイルカたちを見ながら、カードがあがるのを待った。最初は "友だち" だった。
イルカたちがとても興奮したところを見ると、その信号がきこえたのはまちがいない。ジョニーの耳にもコミュニケーターのブーンという音はきこえたが、それは本来の信号の低周波数の部分だけであって、イルカに意味の大部分をつたえる超音波の部分はきこえないことは承知していた。
回答者のコメント
ジョンさん
- 背景と文字の色合いが似ているので、よく目を凝らさないと読みづらい。たえず目を緊張させていないといけない。
ポールさん
- 文字が「薄く」て読みづらいです。背景に文字が紛れてしまう感じがします。
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もう一度 "友だち" のカードがあがった。ジョニーがキーを押すと、こんどは、うれしいことにイルカが二頭そろってジョニーのほうに泳ぎだした。イルカたちはほんの五フィートほどのところまでくると、そこにとどまったまま、黒い、賢そうな目でジョニーを見ていた。ジョニーはすぐにぴんときた---イルカたちはもうこの実験の目的がわかっていて、次の信号を待っているんだ。
そして、次の信号は "左" だったが、結果はまるで予想外だった。スージーはすぐに自分の左方向に泳いでいき、スプートニクは自分の右方向へ進んだ。カザン教授は流暢にあやつれる十四カ国語で、自分のことを「まぬけ」とののしった。指示をだすなら、完全にひとつの意味にしかとれないものでなければならないのに、いまのいままで気がつかなかったからだ。そのせいで、スプートニクは、ジョニーから見て左と考え、より自己中心的なスージーは、自分から見て左と考えてしまったのだ。
回答者のコメント
ジョンさん
ポールさん
- これも文字が薄く感じます。ぱっと見の印象ではno.1よりも読みやすく感じますが、暫くするとそれ程変りなく感じます。
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次の指示には少しもあいまいなところはなかった。"下" という言葉をきくと、イルカたちは尾ビレをさっとひとふりしてプールの底へ泳いでいった。そしてジョニーが "上" という指示をだすまで、そこにじっとしていた。もし指示をださなかったら、いったいいつまでいるつもりだろう、とジョニーは思った。
イルカたちが、このはじめてやるすてきなゲームを楽しんでいるのはたしかだ。もともとイルカは動物のなかでもとくに遊び好きで、なにも教えられなくても、自分たちでゲームをつくって遊んでいる。おそらくスージーとスプートニクは、これがただの遊びでないことに、すでに気がついているだろう---ふたつの種族に利益をもたらす協力関係が、ここからはじまるのだ。
引用:イルカの島/アーサー・c・クラーク/小野田和子訳/東京創元社
回答者のコメント
ジョンさん
ポールさん
- 文字もはっきりとして読みやすいです。それでいて落ち着いたほのぼのとした感じがするのは背景色のイメージのせいかな?
- (総合的に)no.3は読みやすいです。no.1とno2は読みにくいです。
リンダさん
- (総合的に)背景はとても優しい色使いで、奇麗なんですが、文字が同色で、見ずらいですね。でも文字色
3はまあまあでしたが。
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