メッセージフロムハハ

色覚にはさまざまなバリエーションがあります。
「色覚異常」「色弱」「色盲」「色覚障害」「色覚特性」「ドルトニズム」と呼ばれているものがそうです。

もしもあなたの周りにいる誰かが、自分は「色弱である」※と話し出したら、特に驚かず「十人十色」のひとつだと思って、よく話しを聞き、感じた通りの返事をしてください。
また、その人に「この色は何色なのか?」と聞かることがあったら、「**色だよ」と普通に答えてやってください。
むやみに気を使ったり、気の毒がったりする必要はありません。

また、滅多にないことだとは思いますが、その人の色名とあなたの色名が食い違うことがあったとしても、何がなんでも自分の方が正しいんだ!と頑張らないで下さい。たまたまあなたの方が、現在の色彩システムに適合しているだけなのです。

色覚テストでは「色覚異常」と判断されても、昨日色覚に変化が生じたワケではなく、生まれた時からその見え方なので、その人の脳は十分に色情報を処理しています。
が、いくつかの点を改良、あるいは心がければ、より多くの人にとって住みやすい世の中になると思います。

いろんなモノの見方、考え方が生かされ。尊重される社会は、誰にとっても生きやすい社会だと思います。そういう社会になるように、お互いがんばりましょう!!


※色弱である、色盲である、という言い方は、人それぞれ一番自分にフィットした言い方を選んでのことだと思います。 一般生活の場面では、どれも同じ意味と考えていいと思います。